第10回:初心者のための投資情報の入手方法

 

投資のメリット、投資をする上での注意点などをお伝えしてきました。


基本的に、全世界株式や米国株のインデックス型の投資信託を購入しておけば、ほっておいても良いと考えていますが、絶対というものはありません


過去を見返すと、911テロやITバブルの崩壊、リーマンショック、コロナショックも乗り越えて、株価は上がり続けています。


そのため、今後も長期的に見れば上昇していくと考えていますが、未来のことは誰にもわかりません




もしかしたら、人によっては、個別株にチャレンジする場合もあるかもしれません。


個別株は、株価の動きが激しくなりがちです。



そのため、定期的に資産が予定通りに成長しているか、チェックすることが必要です




また、金融資産は、政治、経済、地政学リスクなど、さまざまなニュースに影響されます。


そのため、日々情報収集は欠かせません。



ただ、バブル崩壊など、煽るようなネガティブなニュースも耳に入るので、不安を駆り立てられる場合があります


そのような時でも、中立的な視野にたって、落ち着いて情報を見る力がもとめられます。





勝てない投資家でよくあるパターンが次の通りです。


・株価はもう底値だろうと思って購入したら、さらに下がって不安になり、売却したら上がっていった

・株価が上昇を続けており、乗り遅れてはいけないと購入したが、そこが高値で下落していった

・そうしているうちに疑心暗鬼になって、怖くて買えなくなり、投資収益が得られない


短期売買傾向になると、そのような失敗をしがちです。




私もいっぱい失敗してきたので、そこから学べたことも多いと思います。


失敗が悪いこととは思いませんが、大きな失敗をすると精神的に応えます



そのため、失敗を減らすためにも、幅広い情報を集めてください。


情報量は不要ですが、情報の質と幅(ポジティブとネガティブの両方)は必要です



私が情報収集にどのようなサイトやツールを使っているか紹介します。


他にも数多くのツールが出ていますので、慣れてきたらいろいろ試してみてください。








おすすめサイト


私が情報を得るために、活用しているサイトを紹介しています。


昔から使用して慣れているものが中心となっておりますので、最近はもっと良いサイトがいろいろあるかもしれません。






Yahoo! ファイナンス

https://finance.yahoo.co.jp/


Yahoo!ファイナンスは、ずっと利用しています。


ポータルサイトであるYahoo!からすぐ利用できるので、利便性の高さがメリットだと思います。


保有資産のポートフォリオを作成すると、保有資産に対しての情報がとても入りやすくなります。


海外ETFが登録できないので、最近はポートフォリオの利用は少し減っています。


ニュースについては、VIP倶楽部会員(有料)しか見られない記事がありますが、それほど困ったことはありません。


PC用ウェブサイトの方が見やすいですが、企業業績についてはアプリの方が見やすいです。


その企業の業績推移を棒グラフで確認することができます。







X(旧Twitter)

https://twitter.com/


X(旧twitter)では、機関投資家、個人投資家、各種メディアなど、多くの方が投資に関する情報を呟いています。


私は「#米国株」で検索することが多いです。


情報を整理して発信してくれている人もいるので便利な反面、感情のままに発信している人もいます。


真偽については、一旦は疑いレベルを100%にして見ると良いでしょう。







各証券会社のホームページ


各種証券会社は、利用者の利便性を高めるためにいろいろ努力をされています。


そのため、ご利用の証券会社を活用しまくることをおすすめします。



例えば、マネックスでは、頻繁にウェブセミナーを行っています。


またツール系では、資産の推移のグラフ化してくれたり、ポートフォリオの内容を見える化してくれるツールがあります。


個別株や投資信託をスクリーニング(条件にあったものを探すこと)することができます。


最新のマーケットニュースも発信してくれています。


Yahoo!ファイナンスでは有料の記事も、口座を持っていれば無料で読める場合もあります。


これらの機能は、SBI証券でも楽天証券でもあります。








investing.com

https://jp.investing.com/


Yahoo!ファイナンスのポートフォリオに、海外ETFが登録できないため、かわりのツールとして見つけたのが、investing.comです。


世界各国の様々な指標をすぐに確認できるところが便利です。


各種統計の発表もすぐにわかります。


私は統計の発表が、先物指数にどのように影響を与えているかチェックするために使うことが多いです。






moomoo

https://www.moomoo.com/jp


まだ最近入れたばかりで、よく使いこなせていません。


機関投資家の動向から、ウォーレン・バフェットなど、プロの投資家が、どのようなポートフォリオを組んでいるか知ることができるみたいです。


うまく運用している機関投資家から学ぶことは多いです。







smart newsなど

https://www.smartnews.com/ja


金融資産の値動きは、世界情勢、政治、災害、流行など、様々な事柄に影響を受けます。


そのため、いろいろな情報が手に入るsmart newsなどのニュースアプリは便利です。


ただし、記事を書いている人の主観が多く入っているため、真実の情報かどうか見極める必要があります。


また、インターネットの普及によって、個人投資家の情報収集力も上がったといわれています。


しかし、それでも一般の個人投資家は、情報収集してから行動に出るまで時間がかかり、出遅れることが多いです。


そのため、日々入る情報(ノイズ)に惑わされず、安心して保有できるポートフォリオを組んでおくことが大切です。






Money Tree

https://getmoneytree.com/jp/home


Money Treeは、家計管理アプリです。

資産管理もできるツールですが、私は家計管理を目的に利用しています。


節約に関する記事にも書いたのですが、1年間の支出がどれぐらいあるか、チェックするためです。


楽天銀行との連携ができなかったり、バーコード決済の金額を取得できないなど、デメリットはありますが、私の許容範囲内です。


家計管理アプリとしては、Money forwardが有名ですが、無料で利用するには制約が多いので、Money Treeを使っています。







基本はほったらかし投資


私がオススメする投資法は、「全世界株式もしくはS&P500など米国株のインデックス型投資信託を購入もしくは積立設定してほったらかしにする」です。


過去のチャートを見ると、結局それが一番でした。



ITバブル崩壊、リーマンショック、ブレグジットなど、さまざまな危機がありましたが、チャートで振り返ると、「不安を煽っていた人はどこいった?」って言いたくなる程度の影響です。



だから、私は、ほったらかし投資をおすすめしています。



しかし、矛盾するかもしれませんが、未来のことはわかりません。


世界大戦が起きないとも限りません。


そのようなときは、金(Gold)や土地などの不動産が一番だったということになるかもしれません。



だから、ほったらかし投資を勧めておきながら、定期的なチェックとポートフォリオの見直しをすることも勧めています。



投資は、自己責任です。


厳しい言葉に聞こえますが、大きな利益を得られても自分だけの成果という意味にもなります


人に言われたことをそのまま信じるのではなく、ポジティブな意見、ネガティブな意見を聞いた上で、総合的に判断する力を身につけてください。



そして、判断が間違えたときは、すぐに修正できる柔軟性を身につけてください。


特に損失を抱えたときは、損切りの判断ができるかどうかが大きな分岐点になる場合があります。



こうなると、投資はやっぱり複雑でリスクが大きいと感じるかもしれません。


金融資産の値動きが響きになりすぎると、疲れてしまいます。




そのような場合は、基本に立ち返って、全世界株式のチャートを見てください。


そして、どうしたら負けるかを考えてみてください。


それ以外の方法で投資をすれば勝てる可能性が高まるということです。



下記のサイトを見るとやはり米国株かなという気持ちになるかもしれませんが。


https://tryinvestment.net/20201024history-of-global-stocs/#ACWI30SP500





第1回:投資を始めるタイミングによって得られるメリットとは
第2回:投資を始める前に押さえておきたい心構え
第3回:投資で失敗しないためにやってはいけないこと
第4回:初心者向けのシンプルな投資方法
第5回:投資初心者のための投資商品の選び方
第6回:投資初心者におすすめの証券会社の選び方
第7回:初心者でもわかる投資商品の種類と選び方
第8回:投資初心者が知っておくべき基礎用語
第9回:資産形成のための収支管理術
第10回:初心者のための投資情報の入手方法

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