投資初心者はNISA口座を開設しよう

 


2024年から新NISA制度がはじまります。


今年も残すところ4か月を切りましたので、そろそろ準備することをおすすめします。


その前にNISA口座とは何?について、簡単に説明します。


これから投資にチャレンジしようかなと考えている方の参考になればと思います。


※このコラムでのNISAとは、2024年から始まる新NISAのことをさします。







NISA口座とは


NISA口座とは、簡単に言えば、税金が免除される証券口座のことです。


2024年からは、保有期限が撤廃されたので、かなり使い勝手が良くなります。


しかも、保有金融資産を売却した場合、次年度購入枠が復活するというメリットも生まれました。


従来は、損失が出ている場合、5年以内にプラスになることを願って塩漬けにするしかありませんでした。


新しいNISAでは、損失を確定させて、次年度で成長が期待できる金融商品に乗り換えることができるようになりました。


NISA口座の開設は、必ず行ったほうが良いでしょう。







NISA口座のメリットとデメリット


NISA口座は、大きなメリットがありますが、デメリットもあります。






メリット


・税金が免除される

NISAの一番のメリットは、税金の免除です。


例えば、100万円の利益が出たとき。

特定口座であれば、20万円税金でひかれます。

NISA口座であれば、税金は0円です。


NISA口座であれば、20万円利益が大きくなるので、それを再投資することによって大きな複利効果が得られます。




・期限が無い

期限が無いことで、大きな複利効果が期待できます。


例えば、毎年上限の360万円を5年間投資して、年率5%で運用したとします。(毎月30万円の積立)

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/saving/simulation/compare.html


5年目で、2,040万円になる予定です。


投資上限額の1,800万円を大きく上回っていることがわかると思います。



さらに、10年間そのまま放置しておくと、3,300万円ぐらいになります。

https://keisan.casio.jp/exec/system/1248923562


期限が無いことで、複利効果による大きなメリットが得られます。


そして、売却時に大きな利益が出ていても、税金は0円です。






デメリット


デメリット面は、殆ど無いですが、挙げるとしたら以下のものでしょう。



・上限がある

1人あたり、年間360万円、合計1,800万円までが上限となります。


もっと非課税枠が大きくなるとうれしいですが、従来より大幅にアップしましたので、良いのではないでしょうか。




・損失が出た場合のメリットがない

NISA口座以外では、損失が出た場合、利益と相殺できます。


利益を減らすことで、税金対策をすることができます。


それに対して、NISA口座はもともと税金がないので、相殺することができません。


しかし、NISA口座は保有期限がないので、長期で上昇すると信じられる金融商品を保有しているなら問題はないでしょう。




・1人1口座しか作れない


NISA口座は1人1口座しか作れません。


NISA口座を開設する証券会社を決めなければなりません。


私にとって、一番のデメリットと感じることはこれです。


証券会社同士も競争して、サービス改善に取り組むため、他の証券会社の方が使い勝手が良くなる場合があるからです。


NISA口座を他の証券会社に乗り換えることは可能ですが、手続きがめんどくさいです。







iDecoとは何が違う?


iDecoは、自分で年金を作る制度です。


そのため、大きな特徴は、「原則60歳になるまで引きだせない」です。


この特徴が問題無ければ、大きなメリットがある制度です。


購入時には、投資金額が所得控除の対象になります。


運用時には、運用益に関わる税金が免除されます。


拠出時には、「退職所得控除」や「公的年金等控除」の対象となります。


そのため、税金面でのメリットは、NISAより大きいです。



しかし、購入できる金融商品は、リスクが抑えられたものに限定されるため、税金面のメリットがあっても、NISAの収益に負ける可能性もあります







NISA口座を開設しよう


※口座開設の前

多くの証券会社が、ポイントサイトを経由したり、知人の紹介で口座開設を行うと、ポイントなどでのキャッシュバックが得られるキャンペーンを実施しています。


各証券会社のNISA口座についての紹介ページを案内します。


おすすめの証券会社」も参考にしつつ、口座開設してみてください。




マネックス証券

https://info.monex.co.jp/nisa/nisa2024/index.html

マネックスはキャンペーン的なものは無いですね。



楽天証券

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/nisa/?l-id=pc_top_visitor_bnr_nisa



SBI証券

https://go.sbisec.co.jp/cp/cp_nisa_go_230901.html?_scpr=intpr%3dcp_nisa_go_230901





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